Navajo Artist

Thomas Curtis

(トーマス・カーティス/1942〜2013)

Thomas Certis

Thomasは12歳の時からSilversmithを始めていました。彼の両祖父共にSilversmithであり、子どもの頃いつも彼らの仕事場で遊んでいたので遊びながら、知らぬ間に技術を学んで行ったようです。その為、彼のジュエリーの作り方は簡単なデザインのアウトラインを決めてから、その中心から外側に向かって正確にデザインを施していきます。 又、彼は以前に鍛冶屋の仕事もしていたので、彼の工具のほとんどは彼自身が作った物だと言っていました。僕が彼の工房にあるスタンプ類は全て彼の手作りです。彼の作るスタンプのデザインはどうやって作られるのかを聞いた所彼曰く、「我々Dine(Navajo)は、常に伝統と自然との共存の中で生き、その経験と伝統的な生活様式、そして毎日目にする大地、空、植物、季節などにインスパイアされた中から生まれるデザインだから常にそれらに対しては、敬意を祓っている。」と言っていました。Jenniferもジュエリー作りをしています。Thomasは娘が同じ仕事をしている事がとても誇りらしく、「自分の工具を自分の子供たちが使うのが、自分達の伝統を継承していく最良な道であり、それが自分への活力にもなるんだ。」と誇らしげに言っていました。